愛知陸協旗について
フクロウ科「コノハズク」を愛知県の「愛」の字を白地に藍色で図案化。制定昭和11年(1936年)
コノハズク フクロウの仲間、目が黄色、体が灰褐色の鳥。森林に棲み、初夏の夜「プッ・ポー・ソー」と3音でよく鳴く。昭和10年(1935年)、現在のNHKが愛知・鳳来寺山から夜間「ブッ・ポー」と鳴く声を放送した。これは仏法僧(ブッポウソウ)と呼ばれ正体不明の鳥であったが、ブッポウソウ(ブッポウソウ科)は昼の声・夜の声が違うのかと議論された。しかし、飼育家の「コノハズク」が「ブッポー」と鳴いたことで「コノハズク」であることが解明されたという、鳥類史の上で稀なエピソードを持つ鳥だ。そこで、コノハズクとブッポウソウの混同を区別するためにコノハズクを「声の仏法僧」、ブッポウソウを「姿の仏法僧」として親しまれている。なお、コノハズクは「愛知県の鳥」として指定されている。

(愛知陸協60周年記念誌より)

 

愛知陸協の発足について
昭和9年3月11日、東海陸上競技協会の創立に先んじて名古屋市鶴舞公会堂において、青井節郎準備委員より23団体28名の代表員への準備状況説明会議後の創立総会において役員、規約等を決議し愛知陸上競技協会(以後愛知陸協と略す)が発足した。
創立時の役員、組織=会長・青井節郎、副会長・加藤英吉、常務委員・青井丹造、会計

委員・江口鐘蔵、実行委員・生駒定文・竹原政一・本庄喜蔵・鳥居義紀・吉村三笠・青井丹造・
伊藤粂三郎・江口鐘蔵・小林龍二郎

専門委員会は女子競技者、財務、技術、計画、競技記録、検定、編集、医事、資格審査

の9委員会の組織をもってうぶ声をあげた。創立時は27加入団体、385名であった。3月17日には加入5団体が創立記念競技会を鶴舞公園で開催、愛知陸協としては記念すべき主催大会となった。5月6日には、第1回愛知陸上競技選手権(鶴舞公園)が審判長・花井充三のもと渡辺すみ子、落合正義、井戸田きよ子等350名の参加で快晴のなか開催している。この大会で山本定子は砲丸投10m75の日本新を記録、愛知陸協の船出を祝っている。

(愛知陸協60周年記念誌より)


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